Cricut アーティストプログラム(Cricut Contributing Artist Program :CAP)とは?

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Cricut アーティストプログラムとは、「Cricut Contributing Artist Program (CAP)」というCricutが公式に行っているプログラムで、利用者への還元サービスです。

審査が必要となりますが、申請が通れば、専用画面からSVGのデザインファイルをアップロード、他のデザインスペース利用者があなたのデザインを使用することで報酬がもらえるプログラムとなっています!

ご自身でイラストが描けてAdobe Illustratorが使用できる!という方におすすめのプログラムです。

現在、好評のため、一時的に募集をストップしているそうです。

Cricut Contributing Artistになるための申請方法は?

プログラムの詳細と申し込みについては、Cricut Artist Portalに記載されています。 提出申請時には、3つのオリジナルSVGファイルとポートフォリオの提出が必要となります。

ここからは、Cricut Contributing Artistに合格をした私の主観も含めた解説を行います。

3つのオリジナル SVG ファイル

申請画面では、SVGファイルの提出が必要になります。ファイルは3つ必要です。 私は、Adobe Illustratorでファイルを作成しました。

SVG ファイルとは?

WEBデザインをされたことがない方には、もしかすると聞き覚えのない単語が「SVG ファイル」かと思われます。
いわゆるベクターファイルというもので、サイズを大きくしたり小さくしたりしても画質が粗くなったりすることがありません。

Cricutでは、完成品の大きさにあわせてデザインを大きくしたり小さくしたりするため、このベクターファイルが採用されています。

SVGファイル形式は、2次元のグラフィック、グラフ、イラストをwebサイトで表示する場合によく使用されるツールです。さらに、ベクターファイルであるため、解像度をまったく損なわずに、拡大縮小できます。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/file-types/image/vector/svg-file.html

デザインスペースは、「.ai」には対応しておらず、SVGファイルを推奨しているため、Cricut Contributing Artistの申請時も合格してからのデータアップロード時も「SVGファイル」での申請となります。

SVGファイル作成におすすめのアプリ「Adobe Illustrator」

Cricut Artist Portalに記載されているのは「Adobe Illustrator」です。私もAdobe Illustratorを使用し制作して申請しました。

Adobe Illustratorがおすすめなのは、最も有名といっても過言ではないデザイン制作アプリケーションでチュートリアルや使い方などが充実しているからです。また、SVGファイルをより正確に制作することができるためおすすめされているのだと思います。

デメリットはお値段が高いことです。 通常価格は月々プランでは3,828円/月、年間プラン月々払いでは2,728円/月、一回払いは28,776円/年(一ヶ月あたり2,398円)になります。

私は、Photoshopなど他のAdobe製品を使用しているため、下記のデジハリ・オンラインスクールに入会し、Adobe Creative Cloudの契約をしています。学生・教職員版価格で購入することができるため、通常年間で72,336円(税込)のところ39,980円(税込)で購入が可能になります。PhotoshopやLightroomも使用される方はこちらがおすすめです。

他にもAdobe公式サイトのセールでの購入やAmazonでもセールが行われます!

ポートフォリオの作成

ポートフォリオって何?

ポートフォリオとは自分の作品集のことです。自分にはどんなデザインや作品を作った経験があるのか、こんなことができるといったアピールになります。いわゆる履歴書です。

無料で作れるおすすめポートフォリオ作成サービス

Canva

無料で使えて商用利用もOK!一部機能は有料となりますが、無料でも十分使用可能です。
こちをポートフォリオとして使用する場合は、SVGファイルはGoogleDriveにアップロードしリンクを貼る形になります。

Wix

こちらも無料で使用可能!広告が表示されるのが難点ですが、操作は非常に簡単です!

Behance(推奨)

Adobeが運営するクリエイター向けのSNS。Adobeのサブスクリプション『Creative Cloud』のメンバーなら、Adobe IDを入力するだけで参加が可能です!各アプリケーションとの連携も可能◎

Instagram

Instagramの公開アカウントであれば申請がOKとのこと!個人アカウントや非公開アカウントはNGとのことです。

Cricut Contributing Artistの申請を通過するための評価基準は?

この評価基準は、Cricut Contributing Artistとして申請を通過したのちのデザイン申請でも重要となるメソッドのため、熟知しておく必要があると思っています。

おおよそ審査を通過しないデザインはこちらのポイントが抜け落ちている場合が多いです。

また自分で作ったデザインがうまくカットできないといった場合やSVGを別のプラットフォームで販売する方の参考にもなるかと思いますので、ぜひご覧ください。

Cricut Contributing Artistとして評価されるポイント3選

技術力

提出するデザインは、Cricutでカットされることが想定されていることが望ましいです。Cricutでは、カットされるだけではなく、ペンで描いたり、箔押、彫刻など多彩な機能が備わっているため、様々な用途に使用されることを想定されたデザインである必要があります。ポイントは、極端に細い線を使用しない、カラーは6色以下を使用、文字や、パス、ストロークをアウトライン化することが必要です。

Technical ability. Art submitted needs to be translated to Cricut cutting machines. Therefore, the technical nature of how the art is set up is a crucial component. Artwork will be cut, drawn, foiled, or even engraved into materials by Cricut machines. (Tip: To create Cricut-friendly, scalable artwork, avoid extremely thin lines, use no more than 6 colors, and outline all fonts, paths, and strokes.)

Frequently Asked Questions

個人的には最後のポイントの部分がかなり重要となると思っています。デザインを作る場合は常にカットや他のデザインで使用されることを頭に入れておく必要があります。

デザインの美学と熟練度

デザインの審査では、色使い、スペーシング、タイポグラフィなど、デザイン原則の適用を考慮されるとのこと。これは、黄金比デザインの4原則のようなことを指しているかと思われます。

また、提出するSVGとポートフォリオのデザインテイストが一致している方が望ましいと思われます。これはあなたが提出したデザインがオリジナル制作者であることを確認するためのようです。

Design aesthetic and proficiency. During the artwork review process, we’ll consider your application of design principles, including the use of color, spacing, and typography. Make sure your SVGs match your portfolio as well. We want to make sure you are the original creator of the artwork.

Frequently Asked Questions

「デザイン原則の適用を考慮」については、あまり厳密なことは問われているようには思いませんでした。最低限デザインとして整っていればOKかな?と感じました。

視覚的明瞭さ

例えば、猫は猫に見えなければいけません。これはつまり説明が不要なデザインであることが望ましいということになります。

Visual Clarity. Art must make sense on its own without further explanation, i.e., a cat needs to look like a cat. In addition, SVGs design must make sense on its own. Any image that requires explanation is a project, and we are currently not accepting projects.

Frequently Asked Questions

また「説明が必要な画像はプロジェクトであり、現在プロジェクトは受け付けておりません。」とありますが、これは具体的にいうと立体工作(3Dプロジェクト)は提出しないでね、という意味になります。平面で表現できるデザインのみが現在求められているものとなります。

補足

また、ライセンス・コンテンツ(例えばディズニーやマーベルなど)の二次創作や影響を受けた作品(例えば○○風のようなものも)アウトです。

Visual Clarity. Art must make sense on its own without further explanation, i.e., a cat needs to look like a cat. In addition, SVGs design must make sense on its own. Any image that requires explanation is a project, and we are currently not accepting projects.

Frequently Asked Questions

完全にオリジナルなデザインを制作しましょう!

Cricut Contributing Artistとして評価されるSVGとは?

現在、Contributing Artist Programでは、単一画像のSVGのみを受け付けています、ということが記載されています。
つまり、平面のみで表現することができるデザインのSVGファイルということですので、立体的なアートなどは申請ができません。

その他にも申請ができないものもあります。申請をしたとしても自動的に却下とされてしまうため、必ず確認の上制作し申請してください!

Currently, the Contributing Artist Program is ONLY accepting single-image SVGs. If you submit projects, we will unfortunately have to reject you. Please read the file type explanation below so you don’t get automatically rejected.

Frequently Asked Questions

単一画像とは、カットすることのみを想定している画像のことを指します。
ただし、ファイルには複数のレイヤーやカラーが含まれていても問題はなさそうです。

サイトには、Multi-Operation Images(マルチオペレーション画像)、Project(プロジェクト)、Font(フォント)はNGと記載されております。

Multi-Operation Images(マルチオペレーション画像)とは、スコアやホイール、印刷してカットの機能を使うことを想定したデザインのこと。(ただし、Cricut Contributing Artistの申請を通過後、別途申請をすることでラスター化されたPNGの申請は可能とのこと)

Project(プロジェクト)とは、立体の花や箱、インサートカード、立体(3D)の製作物のこと。

Font(フォント)とは、キーボードで打ち換えることができるフォントファイルのこと。

Cricut Contributing Artistとして評価されるポートフォリオとは?

ポートフォリオと聞くと大袈裟なものを想定するかと思われますが、サイト内には、

We do not need professional portfolios, but we have a couple of tips to help you stand out.

Frequently Asked Questions

という記載がありますので、凝ったページは不要です。
実際に私が作ったポートフォリオはかなり簡易なものでした。下記の4点に注意して作成すれば問題ないでしょう。

なお、ポートフォリオのプラットフォームについては、デジタルマーケットプレイス、Adobeのポートフォリオ、公開アカウントのInstagram(非公開・個人アカウントはNG)、アートWEBサイト、Behanceが推奨されております。

逆にデザインスペースのプロフィール画面、個人アカウントのInstagram、YouTube チャンネル、zipファイル、Dropbox/Google ドライブのリンク、無関係な媒体を紹介するものはNGと記載されております。

またポートフォリオにはどのくらいの作品数が展示されていればよいか?という問いについては、以前は応募要項に11個以上との記載がありましたが、確認したところ現在は見当たりませんでした。
具体的な情報を見つけ次第、追記させていただきます。

①オリジナル作品を必ず掲載

ポートフォリオには必ず自分のオリジナル作品の掲載が必要になります。審査のためのポートフォリオですので、不要なものは掲載しな方がよいかと思われます。

その為、普段様々な場面でポートフォリオとして使用している媒体があったとした場合、別途「Cricut Contributing Artist」の申請用として用意する方が無難かもしれません。

②提出するSVGとポートフォリオのスタイルは同じか?

提出用のSVGファイルとポートフォリオが本当に自分がオリジナルでデザインしたものであることを証明するためにデザインのテイストは揃えておくのが無難そうです。

また貼り付けたイメージをクリックするとSVGのデータがダウンロードできる、またはSVGのみで表示される、SVGのファイルが格納されたGoogleDriveへのリンクが貼られているなど組み込んでおくとよいと思われます。

③InstagramのプロフィールでもOK!必ず公開して

Instagramのアカウントでも申請が可能だそうです。しかし公開アカウントである必要があります。非公開の場合は、申請の前に公開に設定を変更しましょう。

募集要項には「Public Art Instagram」とありますので、不要なものを掲載しているとオリジナルと判断されないように感じました。新規で申請用として作成するのが無難かと思いました。

④YouTubeはNG

Contributing Artist Program はビジュアルメディアであるため、YouTubeではポートフォリオとして認められません。必ずWEBサイト形式のポートフォリオが必要となります。

Cricut Contributing Artistに申請をしてからどのくらいで結果がくる?落ちたらどうなるの?

申請をしてからどのくらいで結果がくる?

申請してから10 営業日以内にメールにて結果が送信されるとのこと。
実際に私も申請から約10営業日ほどで結果が返ってきました!(8/30に申請→9/12に結果が届きました)

申請をしたけど落ちてしまった場合は?

もしも落ちた場合には、どういった点が審査基準に満たなかったのかなどのアドバイスがもらえるそうです。3か月以内に再申請が可能で、1年間に2回まで申請ができるとのこと。

逆に2回しか申請ができないので、基準を満たせているのかしっかりとチェックをした上での再申請となりますので注意が必要です。

Cricut Contributing Artistはどのようにして報酬が支払われるの?

報酬には2種類のパターンがあります。

①Cricut Accessの購読者が使用すると収益が得られる。
利用者が多ければより多くの収益が得られます。
金額は、全てのCricut Accessアートワークの使用量を測定することによって決定されます。

②単品購入の場合は50%のロイヤルティが支払われる。

また支払い方法は、「strip」経由にて指定した銀行に振り込まれます。(毎月15日)
「strip」のアカウントは、審査に合格した際にアカウントを作成し、Cricutと紐づけが行われます。
契約書も全て英語なのでここが一番理解するのが大変でした、、

Cricut Contributing Artistまとめ

ここまで長々と記載しましたが、実際に私はそれほど苦労をすることなく申請の準備をし結果を得ることができました。

提出するデザインやポートフォリオには凝った物は不要で、シンプルに、自分にはオリジナルデザインを制作する能力があることやCricutユーザーのことを考えられるデザインが制作できることを証明できればOKなのだと思われます!!

またよく聞かれる質問が、パソコンは必要か?というご質問です。

結論から申し上げますと「あった方がいい」です。

私がポートフォリオとして申請したページ内には、iPadで描いたデジタルイラストをSVGにしたデータを含めておりましたが、手書きのイラストのパスはガタガタでカットするのには向いていないと感じました。

実際、審査に通り、定期的にSVGファイルをアップロードしておりますが、厳しくて審査を通れないデータも少なくありません。だいたい、審査に通らないデザインというのは、カットに不向きなパスになっている傾向があります。
カットに向いている正確なパスというのは、手書きではなかなか難しいのでは?というのが肌感で感じている部分です。

もちろんiPadでAdobe Illustratorを使用することもできますが、スペックが低いとアプリが落ちることが多くあまりおすすめできません。(パスを使ったデザインは容量が大きくなりがちのため)

最後に私が提出したポートフォリオを下記よりご覧いただけます。
各画像からはSVGファイルを閲覧できますので参考にされてみてください。

ポートフォリオポートフォリオ

なお、著作権は放棄しておりませんのでご注意くださいませ。

また私のデザインスペースはこちら↓
左上に緑帯に白文字「a」と書いてある素材がCricut Contributing Artistの審査に通過したデザインとなります!
こちらも参考にしてみてくださいね!

Cricutマシンっていったい何!?

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